6-3です。2024年夏イベントで使用した編成です。以前から周回速度重視が個人的なトレンドになっていて、そこに初月改二を取り入れた形です。
編成
⇒制空権シミュレータ v2
制空値:66
航空偵察スコア:38.2
道中2戦(ACEGHJ)ルートを通ります。
- A…戦闘なし
- C…制空値なし(対潜)
- D…制空値なし
- G…航空偵察
- H…航空偵察
- J…制空値なし
ーー
イベントの度に遊びに行っている6-3周回の2024年夏イベント版です。
個人的なブームとして周回速度を重視するというコンセプトがあります。
基本的な6-3周回編成としては、軽巡洋艦と水上機母艦を上に置いて先制対潜5隻で陣形を横警警とするパターン、軽巡洋艦(矢矧乙)を6番目に置いて先制対潜2隻で陣形を警警警とするパターンがあると思います。それぞれの編成に少しずつ不満があったので、前回のイベントくらいから軽巡洋艦(矢矧乙)を6番目に置きつつ先制対潜も5隻並べて陣形を横警警とする編成を使っていました。
この編成のポイントは大きく3つあります。
1.Cマスの戦闘時間を短縮できる
6-3のCマスには5パターンの敵編成があります。
5隻編成と6隻編成がだいたい半々ずつになっています。先制対潜ができる艦が5隻いると、半数の敵編成で開幕S勝利に持っていく可能性が見えるので、甘めに見て38%くらい*2で開幕雷撃をカットすることができると考えられます。6隻を引いた場合でも閉幕雷撃はほぼカットすることができるうえ、効果の薄い対潜攻撃を見る時間もなくなります。
自分の出撃記録だと、S勝利を取った割合に下記のような差がありました。
・先制対潜5隻の単横陣…S勝利99.87%(n=741)
・先制対潜2隻の警戒陣…S勝利34.80%(n=250)
・先制対潜3隻の警戒陣…S勝利56.50%(n=100)
・先制対潜4隻の警戒陣…S勝利77.50%(n=200)
2.Eマスの戦闘時間を短縮できる
Eマスでは敵水雷編成との戦闘になります。軽巡ツ級eliteを除いてそこまでつよくない艦が並んでいますが、こちらも警戒陣なので砲撃戦のまともな手数は3回しかありません。そこで開幕雷撃を2枚にし、射程も調整します。相手からの攻撃を減らして昼砲撃戦をさくっと終わらせることを狙っています。
いつもこんなにうまくいくわけではない
ここで矢矧乙が下にいることが活きてきます。下に駆逐艦を3隻並べる編成よりも敵艦を一撃で落とす確率が高いです。
また、矢矧乙の連撃は必要ありません。軽巡ツ級elite以外は単発で落とすことができ、単発で落とせる相手に連撃を出すことは時間の無駄です。
3.Jマスの敗北率は大きく悪化しない
CマスとEマスの時間効率を上げることを考えて編成を組んでいますが、Jマスで苦戦するかというとそんなことはありません。どうせやることは叩いて避けて立ち去るだけです。矢矧乙が連撃を出せなくても特に問題ありません。
自分の出撃記録だと、Jマスでの勝利率には下記のような差がありました。
・6番目単発矢矧乙の警戒陣…Jマス勝利99.58%, 昼勝利93.64%(n=472)
・6番目連撃矢矧乙の警戒陣…Jマス勝利99.79%, 昼勝利94.12%(n=477)
・6番目駆逐艦の警戒陣…Jマス勝利99.55%, 昼勝利89.69%(n=223)
……連撃の方が少し成績が良かったです。
こういったコンセプトで日進甲, 夕雲型, 時雨, Ташкент, 雪風, 矢矧乙といった並びで今まで周回していましたが、2024年夏イベントの前に初月改二が実装されました。能力の高い初月改二をТашкентと入れ替えて使用したものが今回の編成です。
日進甲
日進です。6-3で最強の水上機母艦です。ご覧の雷装で開幕魚雷を撃つことができ、瑞雲もまあまあの搭載数で運用できます。Commandante Testeだと甲標的を持つことができず、瑞穂だと雷装が低いうえに瑞雲も2つしか持てません。日進の射程が中であることを加味しても6-3で一番つよいと思っています。
日進は必ず旗艦に置きたいです。駆逐艦と比べて警戒陣の恩恵が小さく耐久が高いので、キラ維持と狙われにくい場所の組み合わせで保護してあげる必要があります。また、甲標的の開幕雷撃が日進のつよさの要です。警戒陣で雷撃の命中率が下がっているので、補う意味でもキラ維持は外せません。
航空偵察スコアはぎりぎりです。Eマスで瑞雲をたくさん落とされるとたま~にHマスで大成功を逃してしまうことがあります。
瑞雲改二の追加も検討していますが、今の装備で矢矧乙のキラキラ維持がギリギリです。MVPを取りすぎてしまうことが少し怖いです。
朝霜・時雨
上に配置する駆逐艦2隻です。魚雷2つとソナー、熟練見張員を持たせた適当な駆逐艦と時雨改三を使っています。
増設装備はバルジ、時雨であれば爆雷も選択肢に入ります。時雨は爆雷を持つとつよすぎてMVPを奪ってしまい、時雨以外は対潜攻撃力が少し物足りない、そこで熟練見張員を採用しています。
潜水ソ級eliteは同航戦で確定一発
潜水ヨ級eliteは反航戦でも確定で撃沈できる
射程が短で一番最後に行動するため、その時点で残っている可能性が高いelite潜水艦を落とせるだけの対潜攻撃力があるとうれしいです。なおかつMVPは初月か雪風に取ってもらいたいので、対潜シナジーだと過剰になります。時雨改三+三式水中探信儀改+熟練見張員の組み合わせがちょうどいい対潜攻撃力です。
初月改二
すい星のごとく現れた初月改二がとてもつよくて良いです。比較用にこれまで使っていたТашкентを隣に並べてみました。4スロあってТашкентと同じことができ、耐久は同じ、火力と装甲と雷装と回避は上回っています。
役割は警戒陣の補正が小さい4番目に置いてCマスの対潜でMVPを取ることで、キラ補正と合わせて敵艦の攻撃を避けることを期待しています。射程も中にできているのでEマスでも先に動いて攻撃してもらいます。
この編成で唯一ソナーと爆雷をセットで装備させていますが、それでもCマスでたまにMVPを他の艦に譲ります。開幕で敵艦を処理しきれなかった場合に初月改二まで順番が回らなかったり、他の艦のクリティカルに負けることがあるためです。6隻編成を引いたときにおこりやすいです。
雪風・矢矧乙
この編成の肝になっている単発雪風と単発矢矧です。昼砲撃戦の連撃も夜戦の連撃も時間の無駄、単発で殴って敵艦を処理することを目的にしています。
特にEマスで日進より先に動くことが重要です。開幕攻撃の後に砲撃戦で確実に2体を処理することで敵艦の反撃の機会を減らし、戦闘もスムーズに終わらせます。軽巡ツ級eliteは硬いので中破が目標になりますが、それ以外はどうにでもなります。
細かいところで言うと、警戒陣で狙われやすい下3隻のいずれかにCマスでMVPを取ってほしいので、潜水艦の撃ち漏らしを先に処理できる点も良いです。日進の対潜攻撃がそんなにつよくないこともあり、先に動いてくれる点もありがたいです。
夜戦連撃を捨てていますが、2隻とも火力も雷装も高いので、夜戦で動く機会があれば敵艦をわりと落としてくれます。ただし駆逐棲姫をワンパンはできません。
といった編成をあと2つ組みました。日進、初月、矢矧乙を固定して他の艦を入れ替えるようにしています。3編成をローテーションして6-3を周回します。
~その他の選択肢~
・夕雲型の枠をFletcher Mk.Ⅱに変更する
普段は3-2をメインで周回しているので3-2でつよい艦を優先して育てていますが、この編成で夕雲型(2番目の艦)の枠はFletcherの方がつよいと思います。単純にステータスが高く、爆雷だけで先制対潜ができるので対潜攻撃力も上げやすいです。1スロットだとさすがに時雨の方がつよいですが、それ以外の駆逐艦よりは優れています。自然にバルジを持てる点も良いです。
・初月にバルジを持たせる
初月がいる4番目の枠は被害を受けやすいポジションです。ここの艦の装甲を上げると撤退率やバケツ消費が小さくなります。初月は増設込みで5スロットあり、主砲2つ、ソナー1つとバルジ2つを装備することができます。その場合は射程が短になり、CマスでのMVP取得もできなくなるでしょう。
個人的には複数編成を組んでローテーションすることを前提にしているため、改善度合いがそこまで大きくないこともあって採用しませんでした(試してみたくはあります)。
ただ、今のところ改修バルジが有効な場面も少なく*3、他に優先して改修したい装備もたくさんあるので、せっかく増やした釘をバルジの改修に使うのは本末転倒感があります。1隻分くらいは用意して試してみたいですが、増やすことはしばらくしないと思います。
6-3の駆逐艦の増設枠は、改修済のバルジ>水雷戦隊 熟練見張員>バルジ>熟練見張員という評価をしています。バルジをたくさん改修してあれば6-3で活用できると思います。
・矢矧乙のスパナを主砲に変更する
夜戦連撃をしないという話はどこに言ったんだという感じですが、主砲も当然選択肢に入ります。
Eマスの戦闘で、敵艦を開幕で3隻落として軽巡ツ級eliteと雷巡チ級eliteが残った、なんてことがあります。そんなとき、雷巡チ級なら雪風でも落とすことができるので、先に雪風が動いて雷巡チ級を落とし、矢矧乙が軽巡ツ級に攻撃する、といったムーブは効果的です。
主砲によって矢矧乙の射程を長にして雪風と競合させるか、射程を中にして日進と競合させるか、の選択になります。熟練甲板要員+航空整備員にかなりボーナスがあって火力も雷装も伸びているので、主砲に変えてもステータスはあまり伸びません(むしろ雷装は下がる)。
雪風を一番最初に動かした場合、Eマスで反航戦を引くと雷巡チ級を落とすことができません。そこから敵の攻撃が余計に発生する可能性もあります。今回はさくさく倒して時短したいというコンセプトだったので、矢矧乙に一番最初に動いてもらうことにしていました。
条件
いつも通り出撃します。
守るつもりのない戦果周回ルール
- 出撃ボタン押下時~帰投後補給ボタン押下時の時間を出撃時間とする
- 大破艦が出たら撤退する
- 出撃時に中破以上の艦がいないようバケツを使用する
- 対潜海域ではダメコン進軍を許可する
- 対潜海域では出撃時の中破艦を許容する
- (帰投時点の提督経験値-出撃時点の提督経験値)*7/10000 を獲得戦果とする
- 海域道中に補給マスがある場合、獲得した資源を消費資源と相殺する
結果
- ボス勝利率
出撃・内訳 | 回数 | 割合 | 大破箇所 |
---|---|---|---|
合計 | 100 | - | |
S勝利 | 10 | 10% | |
A勝利 | 43 | 43% | |
B勝利 | 45 | 45% | |
敗北 | 2 | 2% | |
撤退 | 0 | 0% |
100回出撃して100回ボス到達しました。
ボスマスでの夜戦は13回、うち2回が敗北でした。
- 航戦形態と夜戦の有無
ボス100戦のうち、昼戦勝利が87回、夜戦勝利が11回、敗北が2回でした。
昼戦勝利は87.00%でした。
- 戦果、消費資源、平均値
項目 | 100出撃 | /出撃 | /1周 | /1時間 | /100戦果 | 高速修復材の消費量内訳 |
---|---|---|---|---|---|---|
戦果 | 207.14 | 2.07 | 2.11 | 25.18 | 100 | |
出撃時間 | 8:13:33 | 4:55 | 5:02 | - | 3:58:16 | |
燃料 | 9,039 | 90 | 92 | 1,099 | 4,364 | |
弾薬 | -1,466 (6634-8100) |
-15 | -15 | -178 | -708 | |
鋼材 | 6,124 | 61 | 62 | 744 | 2,956 | |
ボーキサイト | -5,810 (170-6660) |
-58 | -59 | -706 | -2,805 | |
高速修復材 | 123 | 1.23 | 1.26 | 14.95 | 59.38 |
※ボスB~S勝利だけを抽出した場合
・戦果 :2.06~2.18
・出撃時間:4分31秒~6分0秒
(平均4分55秒/周)
- ノード別バケツ消費量
雑感
まあまあの結果になりました。
過去に使った警警警編成の時速が24.29, 横警警(旗艦ローテ)編成の時速が25.26でした。
そしてこの編成の時速は25.18。周回速度重視とは……。
とはいえ、時速は水物みたいなところもあります。この集計はドロップカット無しで実施しているため、道中のドロップの有無や単純な上振れ、下振れに左右されます。同じコンセプトでТашкентを使っていた編成ではもっと状況が良かったので、今回成績が悪かったのはたまたまだと思うことにします。
今回の集計では初月改二を使ってみました。数字どおりのつよさがあって気持ちよく周回できました。Jマスでの戦闘はちょっと下振れているなあと思っていましたが、逆に道中では一度も撤退をしませんでした。上振れと初月改二のつよさの両方があったと思います。
初月改二を使って気になった点としては、修理費の高さです。きちんと比べたわけではありませんが、Ташкентより重たいと感じました。修理費の係数は高めに設定されているのかもしれません。そう考えると初月改二はつよいけど、必ずしも4番目に置かなくても良さそうとも思います。色んなことができそうで試しがいがありますね。
他の編成との比較はこちらから。
senka.hatenadiary.jp
以上
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