イベントが近くなってきたのでイベント攻略ハイパーお役立ち記事を書きます。
はじめに
「艦隊これくしょん ~艦これ~」をプレイするにあたり、サブモニターを運用している人はどれだけいるでしょうか。
「艦隊これくしょん ~艦これ~」の体験を支える要素として、期間限定海域、定期的に追加される任務、そしてEOや通常海域周回の効率化が挙げられると思います。「艦隊これくしょん ~艦これ~」は、ゲーム上で確認することができない情報が多く*1、ゲーム画面で確認できる情報であっても、画面の切り替えが多く発生するため、メモを取ったり、別のブラウザでwikiや各種攻略サイトを並べたりすることが求められます。
節分任務:旗艦及び二番艦に「鳳翔」「阿賀野」「浦波」「深雪」「朧」「潮」「清霜」「風雲」「朝霜」「峯雲」「迅鯨」「長鯨」を配備、鎮守府正面海域、製油所地帯沿岸、南西諸島防衛線を節分反復哨戒せよ!……と言われて、フムフムなるほどと理解して、編成画面に移って編成を組み、出撃画面に移って海域を選択できる人は存在しないと思います。指定艦や指定海域のどちらかでも覚えられたらすごいです。ほとんどのプレイヤーは「節分反復哨戒ってなに?」と気になってどちらも頭に入らなかったはずです。「艦隊これくしょん ~艦これ~」を開いているブラウザとは別に攻略サイトやメモ帳を並べることができなければ、任務を一つこなすことも難しいゲームなのです。ほぼすべてのプレイヤーが「艦これ+別の何か」といった環境で作業をしていると思います。モニターが2つあったら便利ですよね。ここからはモニターが2つ以上ある前提で書いていきます。
そんな「艦隊これくしょん ~艦これ~」を取り巻く環境の中、際立って重宝される攻略サイトが3つあると考えています。イベントから任務まであらゆる状況で活躍してくれるのでお世話になっているプレイヤーも多いことでしょう。
1.ぜかましねっと艦これ!
2.制空権シミュレータ v2
3.作戦室
4.TsunKit
概要の解説すら必要ないサイトたちです。作戦室やTsunKitに関しては自分では使っていないという人もいるかもしれませんが、全く一度も見たことがない、という人もほとんどいないのではないかと思います。他の攻略サイトやX(旧Twitter)等の各種SNSで切り抜かれた画像を目にしたことが一度はあるでしょう。
これら攻略サイトたちのただでさえ強力なお役立ちパワーを、さらに、最大限引き出すことができる方法があるとしたらどうでしょうか。「艦隊これくしょん ~艦これ~」をより効率的に、もっと楽しく遊ぶことができるようになることが想像に難くありません。
以下、サイト毎にその方法を勝手に紹介していきます。
実例
1.ぜかましねっと艦これ!
任務もイベントも動きが早く、攻略情報をものすごい早さで記事にしていく艦これブログの頂点です。艦これのメンテナンス・アップデートではXの公式アカウントのポストを一通り読んでとりあえず布団に入り、目が覚めたらぜかましで任務記事の更新を確認する……期間限定海域ではXの阿鼻叫喚や先行攻略生放送を視聴してお祭り感を楽しみつつ、自分は座してぜかましの更新を待つ……という人も少なくないでしょう。「ぜかましねっと艦これ!」のおかげで「節分反復哨戒ってなに?」と気にならずに済んでいるプレイヤーがたくさんいます。よかったですね。
艦これブログの頂点なので雪の降る山のてっぺんに無言で立っているようなイメージがあるかもしれませんが、イベント時には攻略放送もされています。もうすぐイベントが始まりますね。会いに行く(?)チャンスかもしれません*2。
そんな「ぜかましねっと艦これ!」のお役立ちパワーをさらに引き出す方法とは……
モニターを縦に使うことです。実際に見てみましょう。
まずこの状態が、画面を横向きにしているときの見え方です。
編成に含まれている6体を確認することができます。第一艦隊の編成を組んだらスクロールして、第二艦隊の編成を組みます。ちょっと左右に無駄なスペースがありますが、ブログなので仕方ありません。タブレットで閲覧したり、横表示の画面を左右に分割してもう1つ別の攻略サイトを見たりすることでスペースを有効活用できます。
次に、縦表示にしたモニターで閲覧してみましょう。こうなります。
情報量が一気に増えたことがわかります。「ぜかましねっと艦これ!」では、編成の画像の下に細かい説明や補足が書かれています。この情報を読むために上下にスクロールする必要がなくなります。筆者の意図を組むことに縦表示が役立つこともあるでしょう。
とんでもないボリュームの特効情報も縦表示なら一覧することができます。下にスクロールしては上に戻って、かと思いきやまた下にスクロールする……みたいなちょっとしたストレスから解放されるわけです。
一度に視認できる情報を増やすことがいかに重要か、その一端に触れられたと思います。
2.制空権シミュレータ v2
次は「制空権シミュレータ v2」です。製作者の方にとって「制空権」という言葉はたいへん大きな器の形をしているようで、一見制空権に関係なさそうな機能も含めた幅広い用途が提供されています。
編成と周回したい海域を入力するだけで、予想される制空権の状態や艦載機の損耗を事前に確認することができます。編成を記録する場としても使うことができ、各種SNSで編成を共有するためにも用いられます。「艦娘 / 装備管理」も間違いなく目玉機能の1つであり、生放送でたまに行われる艦隊晒しの文化に欠かせない存在となっています。
(艦隊/装備データに関連した新しい機能の構想もあるみたいです。せっかくなのでデータの利用許可を検討してみましょう
⇒作者の方のnote: 艦隊/装備データの利用について|noro)
要望やバグ報告への対応も早いだけでなく、お題箱への回答も見ているとすごく手厚いというか誠実な方と感じます。と思いきや、特定の艦娘に対して熱い気持ちを孕んだポストが流れてくることもあり、その投稿からはパスタを茹でてる鍋の前に立っているかのような熱気を感じます。
そんな「制空権シミュレータ v2」のお役立ちパワーをさらに引き出す方法とは……
モニターを縦に使うことです。実際に見てみましょう。
まずこの状態が、画面を横向きにしているときの見え方です。
サイトカラーテーマの設定を変えています。普段の見え方と違う!と思われるかもしれません。ごめんなさい
優れたデザインであることに異を唱える人はあまりいないと思います。艦娘の追加、装備の追加、ドラッグアンドドロップで艦娘や装備を入れ替える基本の操作は、誰に説明されずとも直感的に動かすことができます。基本機能のわかりやすさに加えて、細かいボタンやマウスホバーで提供される情報も充実したUIです。
ここでも左右にスペースがありますが、「ぜかましねっと艦これ!」と同様、画面を左右に分割して別サイトと並べて表示ことができる余地になっています。「ぜかましねっと艦これ!」と「制空権シミュレータ v2」を並べて自分用の艦隊を組んでみる、なんて使い方もできます。
次に、縦表示にしたモニターで閲覧してみましょう。こうなります。
第一艦隊だけでなく、連合艦隊全体、さらには基地航空隊まで一覧することができます。制空権シミュレータでは編成の表示を2列と3列で切り替えることができ、画像は3列に設定した状態です。大きなモニターを使っている方なら2列の状態で連合艦隊を表示させることもできるかもしれません。
期間限定海域では艦載機に特効がつくことがあり、いわゆる「艦載機パズル」という要素の考慮が必要です。この画像には含まれませんが、期間限定海域の公開時には艦載機に特効の情報を含めて表示してくれていました。表示された情報を見ながら艦載機を入れ替えると効率が良いわけで、ドラッグアンドドロップで装備を入れ替えられる機能と、縦表示での一覧性の高さはとても相性が良いです。第二艦隊の夜襲装備を基地に移したい!なんてとき、マウスでひょいっと移動するだけで済みます。というのは極端な例かもしれませんが、第一艦隊と第二艦隊の艦娘や装備を入れ替えたい!というケースは少なくないでしょう。
制空権シミュレータには編成を保存する機能があり、多くのプレイヤーが自分にとってわかりやすい名前をつけて編成を管理していると思います。期間限定海域では複数の海域に複数のゲージと複数のギミックが設定されていて、最近は求められる編成の種類がどんどん増えていく傾向にあるように感じます。編成記録の量が膨大になったとしても、縦表示の画面なら確認したい編成をすぐに展開することができます。
一度に視認できる情報を増やすことがいかに重要か、もうお分かりになられたことでしょう。
3.作戦室
続いて「作戦室」です。カットインの発動率やダメージ計算ができます。と言えば一言で片付いてしまいますが、確認できる情報の量がとんでもないです。
よりつよい編成を組むためには艦これの知識が不可欠です。が、作戦室に表示される情報を見ながら適当に艦娘の装備を入れ替えてみるだけでも良い装備構成に近づけることができます。それくらいたくさんの情報が表示されています。制空権シミュレータから連携することもできます。逆に作戦室から制空権シミュレータに移すこともできます。
サイトの紹介文も読み飽きたでしょう、本題に移ります。「作戦室」のお役立ちパワーをさらに引き出す方法とは……
モニターを縦に使うことです。実際に見てみましょう。
横画面の表示は省略します。もういいですよね
すごくないですか?編成の組み合わせから昼砲撃戦のダメージ、だけではなく大和全力斉射のダメージまで見ることができます。上にスクロールして相手の艦娘を重巡ネ級改Ⅱ 夏modeから戦艦夏姫に変更し、下にスクロールして特殊攻撃のダメージを確認し、上にスクロールして交戦形態を変更し、下にスクロールして特殊攻撃のダメージを確認し……といった操作のスクロールの手間が全部なくなります。というかこの画面がすごすぎるので縦横表示とか関係なくみんな使った方がいいと思います。
一度に視認できる情報を増やすことがいかに重要か、もう人に説明できるのではないでしょうか。
4.TsunKit
KCNavでルート毎の編成を確認したり、目当ての艦のドロップ率を確認することはよくあると思います。イベント中の新艦のドロップ情報等は「ぜかましねっと艦これ!」にてまとめられています。まとめている情報の元はKCNavで確認でき、誰でも自分で知りたい情報を検索することができます。
例えば「Salmonを掘りたい!どこで掘るのが効率がいいんだろう?」そんなとき、どんな画面で確認すると見やすいでしょうか。もうおわかりでしょう。
モニターを横に使うことです。え?
KCNavを開いて、ドロップ情報を表示してみます。
KCNavではルートやマスを選択して、編成情報や特効情報やドロップ情報など様々な情報をマップ画面の下に表示することができます。複数の情報を表示することができて、上の画像ではSalmonがドロップする3つのマスを並べてドロップする艦娘を比較しています。
KCNavは検索する際に色々な条件を指定することができてとても便利です。使ったことがない人もこれを機に使ってみてほしいです。特効情報なんかも見ることができたりします。ついでにデータの送信も有効にしてみんなで事例を充実させていきましょう。イベント攻略の最先端はキミだ。
本題から逸れました。
繰り返してきたとおり、一度に視認できる情報を増やすことが重要だと思うのです。タテだのヨコだのは本質ではなく、せっかくだし必要な情報をいっぺんに見れた方がいいよね、と思います。KCNavの画面も、見たい情報によっては縦の方が良いなんてこともあります。
ルートを指定して、通った編成の艦種を一覧する場合なんかは縦の方が見やすいと思います。KCNavは色んな情報を表示することができ、とても便利です。使ったことがない人もこれを機に使ってみてほしいです。特効情報なんかも見ることができたりします。ついでにデータの送信も有効にしてみんなで事例を充実させていきましょう。イベント攻略の最先端はキミだ。
本題から逸れました。
必ずしも縦がいいわけではない例としてKCNavを挙げましたが、特効表なんかもそうだと思います。
「艦隊これくしょん ~艦これ~」の期間限定海域には札の概念があり、なおかつ海域とゲージが複数あるため、並べると横に長くなってしまいがちです。上の画像は自分用に作成していた表ですが、前回のイベントでも有志でスプレッドシートを公開されている方がいて、それも横長になっていたと思います。
「ぜかましねっと艦これ!」も「制空権シミュレータ v2」も「作戦室」も、筆者が勝手に縦表示にしているだけで、横表示の方が見やすいときもあります*3。横に2つならべるときとか。それは当たり前すぎるか。とにかく、横一辺倒、縦一辺倒ではなく、目的に応じて使い分けられたらいいと思うのです。それも当たり前すぎるか。言いたいことがあるようでないような感じになってしまいました。このあたりにしておきます。
終わりに
このブログの普段の記事は、自分はこう思ったからこうした、結果こうなった、という記録の体で書いています。いつもは読者の存在を想定していない*4ので、この記事は書いていてなんだか緊張しました。
そんなことはどうでも良くて、多くの読者にとっては、ここまで書いた内容がなんの意味もなさないことを知っています。PC周りの環境が異なるからです。この記事の想定は最低限の大きさで最低限の解像度のモニターです。筆者はノートPCに外付けでモニターを複数つなげて使っています。つよい人*5の中にはばかでかいモニターを1つだけ使う人もいるそうです。こちとらビニールプールの並べ方をちゃぷちゃぷ工夫しているというのに、海のような広さのお庭に大の字で寝転んでいる人もいるのです。うらやましいですね。そんな人は仕事のweb会議で画面共有したときに解像度が違いすぎて相手方のPCからは見えづらくて白い目で見られてしまえばいいと思います。
さて、そろそろ書くことがなくなってきました。イベント攻略と言っても、艦隊強化とか、運改修とか、サブ艦とか支援とか、そんなものはもっとしっかり書く人がいますし、というかすでに散々書かれていていい加減食傷だろうと思い、違った観点で書いてみました。こういうちょっとしたハック(?)がソフトハード問わず結構好きな人、いるのではないでしょうか。過去にも艦これの作業環境を公開していた人がいて、楽しく読んだ記憶があります。なんか腕をおろしたくらいのちょうどいい高さのサイドデスクがあって、そこでマウスを操作しているから腕が疲れないみたいな、なんだそりゃって関心した記憶があります。自分では絶対やらないと思ったし、実際いまに至るまでやっていません。でももっと読みたいです。
……いよいよ書くことがもうありません。なぜか艦これができなくて暇だったので書いてみましたが、読んだ方のお暇は潰せたでしょうか。書いた人は十分に暇をつぶせました。ありがとうございます。一粲。おしまい。
以上
*1:艦これくらいしか遊んでいるゲームがなく、他のゲームの事情を知らずに書いている。艦これは親切な方なのかもしれない
*2:ご本人のイベント放送以外でも巷の生放送に現れてコメントをされていることもあり、意外と身近な存在かもしれない……ようなことも書こうとしたが、筆者は生放送でコメントをしない。知らないところで見られていたら気持ち悪すぎるでしょと思って自制した
*3:筆者は常に縦状態のモニターが1つあり、縦画面でみたいときに縦状態のモニターへ動かしている。縦画面のモニターは読み物をするのに大変便利なのでおすすめ。SNSにもいいかも
*4:読んでくれる人がいることは知っています。いつもありがと😘
*5:ここで言う"つよい"は艦これのつよさではない