3-2です。最速統一の編成で警戒陣を使うと、なぜか阿武隈がいない方が成績が良くなります。そもそも軽巡自体いらないのではないかと思い、試してみました。
編成
使用した編成は画像の通りです。
道中2戦(CEFL)ルートを通ります。最速統一、電探4個を満たすので、渦潮回避ボス固定です。
主力艦
旗艦をレベリング艦にしました。これでこそ警戒陣という感じがします。
主力艦は何を使ってもあまり変わらないので、最速にしやすい天津風と、最速にしやすくて火力が一歩劣る島風にしました。
今回は並び順も固定して周回するため意識していませんが、主力艦に強い駆逐艦を採用するメリットもあります。警戒艦が中破したときに編成内でローテーションさせることができるようになります。これができれば、バケツの消費量はかなり抑えられると思います。候補は荒潮、白露、長波や黒潮でしょうか。
警戒艦
3-2は軽巡1隻+駆逐艦5隻、または駆逐艦6隻でボスまでたどり着きます。甲標的を使わないのであれば、軽巡に拘る必要はないと考えました。
新陣形【警戒陣】では艦隊後半に配備された艦が警戒艦として前方に展開、陣形後方の主力艦隊を護衛します。前方に展開した警戒艦に敵の攻撃は集まりやすくなりますが、警戒艦の回避補正は向上します(同効果は特に軽快な駆逐艦に顕著です)。艦隊陣形後方に下がった主力艦の火力は低下します。#艦これ
— 「艦これ」開発/運営 (@KanColle_STAFF) 2017年11月17日
狙いはこれです。
警戒艦の回避補正は向上します(同効果は軽快な駆逐艦に顕著です)。
もともとG.Garibaldiの入っていた枠は、最速で、中射程で、ある程度火力があればこなせる役割だと思っています(そのため、Garibaldiもだいぶ火力を削って動かしていました)。今回はシンプルに強い夕立と交代しました。
夕立は最速にすると装備枠を3つ埋めてしまいますが、素の状態でも強いので良しとしました。射程調整と命中、火力を兼ねているGFCSの電探を持たせました。
ボタンの場所
Kマスのあたりをぽちぽちしているとスムーズに陣形選択ができそうです。
条件
普段は「中破した艦を主力艦と入れ替えて中破のまま出撃できる」のようなこともやっていますが、検証のためいつも通りのパターンで周回します。
守るつもりのない戦果周回ルール
- 出撃ボタン押下時~帰投後補給ボタン押下時の時間を出撃時間とする
- 大破艦が出たら撤退する
- 出撃時に中破以上の艦がいないようバケツを使用する
- 対潜海域ではダメコン進軍を許可する
- 対潜海域では出撃時の中破艦を許容する
- (帰投時点の提督経験値-出撃時点の提督経験値)*7/10000 を獲得戦果とする
- 海域道中に補給マスがある場合、獲得した資源を消費資源と相殺する
結果
- ボス勝利率
出撃・内訳 | 回数 | 割合 | 撤退要因 |
---|---|---|---|
合計 | 50 | - | |
S勝利 | 11 | 22.0% | |
A勝利 | 23 | 46.0% | |
B勝利 | 15 | 30.0% | |
敗北 | 0 | 0.0% | |
撤退 | 1 | 2.0% |
50回出撃して49回ボス到達しました。
編成全体のスペックは阿武隈入りや軽巡入りに劣ると思いますが、ボス到達率は上回りました。それだけ回避の補正が強いということでしょうか。
- 戦果、消費資源、平均値
項目 | 50出撃 | /1出撃 | /1時間 | 高速修復材の消費量内訳 |
---|---|---|---|---|
戦果 | 61.22 | 1.22 | 27.4 | |
出撃時間 | 2:14:04 | 2:42 | - | |
燃料 | 2,281 | 46 | 1,021 | |
弾薬 | 2,772 | 55 | 1,241 | |
鋼材 | 569 | 11 | 255 | |
ボーキサイト | 0 | 0 | 0 | |
高速修復材 | 22 | 0.44 | 9.85 |
※ボスB~S勝利だけを抽出した場合
・戦果 :1.19~1.30
・出撃時間:2分32秒~2分56秒
バケツ消費もほどほどに抑えることができました。警戒艦と主力艦でバケツ消費に差がありませんでした。CマスとLマスとでバケツの消費量は以下の通りとなりました。
C(警戒陣)…主力艦3個、警戒艦0個
L(警戒陣)…主力艦8個、警戒艦11個
- 比較
項目 | 駆逐6 | G.Garibaldi | 阿武隈 | 警戒→単縦 |
---|---|---|---|---|
速度 | 最速 | 最速 | 最速 | 高速+ |
戦果 | 27.40 | 26.59 | 26.2 | 26.23 |
燃料 | 1,021 | 1,277 | 1,036 | 1,159 |
弾薬 | 1,241 | 1,522 | 1,243 | 1,172 |
鋼材 | 255 | 359 | 286 | 366 |
ボーキサイト | 0 | 0 | 0 | 0 |
高速修復材 | 9.85 | 9.32 | 10.33 | 15.37 |
編成毎の戦闘評価割合(最速駆逐6のみ合計98%, 他は96%)
駆逐6隻の編成が最も効率が良かったです。バケツの消費量で最速軽巡入りに劣っていますが、実際は50周して1個多かっただけです。駆逐6隻編成で1周多くボス戦ができていると考えると、バケツ消費量も劣っていないと思います。
雑感
思っていたよりずっといい成績を残してくれました。桃の節句作戦期間中に試した編成の中では一番良かったです。最速でうずしおを通らないことによる盤外タイムロス削減、開幕魚雷を撃たないことによる昼戦時間節約、昼戦被害を軽減する警戒陣、すべてが噛み合っていると感じました。
さすがに単縦陣が上振れしているときの効率には劣りますが、安定感では警戒陣の方が断然優れていると思います。今回のイベント期間はもう終わってしまいますが、長期間で何週もするのであればやはり警戒陣は便利だと思います。
- いつもよりも良く避ける気がする
- いつもよりも良く当てる気がする
- ローテがしやすい
の3つがあると感じました。軽巡はデフォルトで中射程なので、中破したらバケツを使うか別の艦に変えるかしかありません。駆逐艦はデフォルトが短射程なので、(これだけの回避性能があれば)バケツを使わずとも、上下を入れ替えてしまえばいいわけです。今回はバケツを使うルールで周回しましたが、普段使いではもっとバケツ消費を抑えて周回できるポテンシャルを秘めていると思います。
この編成での大破撤退は50出撃目で起こりました。ついに無撤退50周を達成するかと思ったところだったので、とても悲しい気持ちになりました。
他の編成との比較はこちらから。
以上