増設バルジの有用性と轟沈ストッパーについて

Twitterで増設バルジの有効性について議論が起こっていました。その中で轟沈ストッパーについての言及があり、不勉強が明らかになったので自分用にまとめておくことにしました。

参考

https://wikiwiki.jp/kancolle/戦闘について#eb18c7e5

ほか

まとめ

自分の教訓だけ先に書いてしまう。

・増設バルジを装備することによって却って大破する可能性が高まることもある
・仮想敵を定めてダメージ計算をしてみよう
・轟沈ストッパー（割合ダメージへの置き換え）が発動する条件は下記の2つ
　１．旗艦
　２．随伴艦（戦闘開始時に大破状態でも赤疲労でもないい

議論の発端「バルジ装備で大破率が上昇する？」

事の始まりは、Twitterへのとある投稿でした。

これマジ!? pic.twitter.com/xWkgNplAU3
— シロガネツバサ (@sirogane_tubasa) August 15, 2019

戦艦ル級改flagshipが単縦陣で熊野改二を攻撃するケースを見たとき
A．熊野改二が増設バルジ(中型艦)を2つ装備している場合

命中込み大破率（単発攻撃）…16.6%
命中込み大破率（連撃）…8.3%

B．熊野改二が増設バルジ(中型艦)を装備していない場合

命中込み大破率（単発攻撃）…11.4%
命中込み大破率（連撃）…8.3%

という計算結果でした。

想定しているシチュエーションは4-5のボスマス（？）ここの戦艦ル級改flapgshipに大破させられてしまうと攻撃の枚数が1つ減ってしまう（それなら主砲2つでいいような気がする。ボス前かもしれない。でもボス前には多分単縦陣はいない）。

どうしてそのようなことが起こるのか？

増設バルジを装備したことによって命中込み大破率が上昇した理由は2つあります。

増設バルジによって回避率が低下したこと
増設バルジによって装甲が向上し、確定大破域が広がったこと

2つのうち、1の方は微々たる影響です。Lv.99の熊野改二は、素の状態で回避が81あり、回避キャップを大きく上回っています。増設バルジ(中型艦)を2つ装備して回避が-4されたところで、大した影響はありません*1。

このケースの影響は2が大きく、装甲が上がったことによって轟沈ストッパーが発動するダメージ帯が狭まり、大破するダメージ帯が広がったことでした。

轟沈ストッパーとは

wikiにはダメージ計算について下記のように書かれていると教えてもらいました。

自艦隊の受ける被ダメージについて（轟沈ストッパー）

割合ダメージへの置き換え
被ダメージ = [現在HP × 0.5 + 整数乱数(0 ～現在HP-1) × 0.3](端数切捨て)
最大ダメージ = 現在HP × 0.8 - 0.3(端数切捨て)
最小ダメージ = 現在HP × 0.5(端数切捨て)

敵艦隊からの攻撃にも、基本的には味方と同じダメージ計算式が用いられているものと思われる。
以下の条件を満たした自艦隊の艦が、現在残りHP以上のダメージを受けた場合は、代わりに現在HPに依存した割合ダメージに置き換わる。
その条件とは「旗艦である」または「戦闘開始時に大破状態ではなく赤疲労でもない随伴艦」である。

轟沈ストッパーは中破以上で現在耐久を超えるダメージを受ければ無条件で発生すると思っていましたが、随伴艦の場合は「赤疲労ではない」ことも条件に加わるということを学びました。

轟沈ストッパーについてわかりやすかった解説

■轟沈ストッパーダメージグラフ pic.twitter.com/F6yWjDbaP9
— Xe (@Xe_UCH) August 16, 2019

増設バルジの影響がわかりやすかった解説（この方に轟沈ストッパーの発動条件を教わった）

んで本題のバルジが有効かどうかの話
適当に解説図描いてみたからこれを頑張って理解して(丸投げ)

バルジを積むと被ダメが減るのは間違いないんだけど、それはストッパーで置き換えられる前の話で、実際に受けるダメージとは違うことがあるってのが難しいところ pic.twitter.com/j9YiqD7QVp
— 葉月 (@haduki_peridot) August 16, 2019